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成功事例から知るM&Aのメリットとデメリット

業界別にM&Aの成功事例をリサーチしました。事業承継のために実際に会社売却(株式譲渡、事業譲渡)をした事例を通じて、買い手企業との交渉やM&A完了後の様子をつかんでいただければと思います。

成功事例から学ぶ!M&Aを決断すべき理由

ここでとりあげたのは、次の3つの業界です。

サービス業

各種のサービス業界では、熾烈な競争で生き残る為、確かなノウハウを持つ中小企業を買収したいというニーズが高まっています。

<紹介事例>

  • 東証JASDAQの上場企業に売却し、経営者がセカンドライフにはいっていくことができたWEB会社
  • 大手優良企業を顧客基盤とすることが評価され、大手アウトソーシング会社への売却が成立した人材派遣会社
  • 集団指導型学習塾の運営ノウハウが評価され、個別指導学習塾を展開する大手グループから引きあいがあった学習塾
  • 高級不動産物件の管理ノウハウが評価され、同業企業との交渉が成立した不動産会社

卸小売業

規模の拡大や事業の多角化が成長への鍵となる卸小売業では、新規事業開発や拠点づくりに要する時間を省くスピード経営の方法として、M&Aが活発に行われています。

<紹介事例>

  • 新しい商材を求める大手商社グループが、品質の高さで定評のある衣料用の副資材(値札、下げ札、洗濯ラベルなど)の製造販売会社を買収
  • 特定保健用食品などの申請に必要な治験業務(臨床開発)を受託代行するCRO企業が、事業拡大をはかる大手保険薬局チェーンに会社売却
  • 関東を地盤とする業務用食品卸業が、首都圏進出をめざす関西の業務用食品卸小売会社によって買収

製造業建設業

競争が激化する製造業建設業といった分野では、技術力や品質を引き継ぎながらも新たな経営母体に会社をゆだねることで新たな成長をめざすケースが増えています。

<紹介事例>

  • シール印刷に特化した中小印刷会社が、シール印刷のノウハウ、設備、人材の獲得を求める総合印刷会社に事業譲渡
  • 電気機器商社がエンジニアリング部門を強化すべく、製品力・技術力に定評のある製品を制御盤・配電盤メーカーを買収
  • 食品(和菓子)製造販売会社が、後継者不在をのりこえるために、魅力的な和風デザートの取り込みを希望するレストランチェーンに事業を譲渡

後継者がいない場合の対策として有効な事業譲渡

60%から70%の中小・中堅企業が、後継者不在の問題に直面しています。

後継者がいないからといって、廃業し、清算すればいいのでは、といわれるかもしえませんが、当事者にとっては、そう単純にはいきません。

それまでに築いてきた、商圏や取引先、技術やノウハウを台無しにするわけですから、創業者としては、複雑な思いを抱いて当然です。

さらに従業員の雇用や取引先(下請けなど)への影響も無責任ではいられません。かといって、能力やヤル気のない子息に継承して、経営が失敗するようなことになっては、いわゆる「継がす不幸」になってしまいます。

もしも無理に事業を継がせず、M&Aによってまったく第三者に経営をゆだねるとしたら、どうでしょう。経営資源が豊富な企業グループの一員になることができれば、資金の調達力、販路の拡大、優秀な人材の採用など、企業体質の強化にむけて、さまざまなメリットが期待できます。

さらに会社としてばかりでなく、社員個人にとっても将来への可能性が膨らみます。「事業拡大をする現場で働くことができる」「これまでになかった研修の機会を得られる」といった経験により、仕事に前向きとなり成長への意欲が高まります。