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新株引受とは

新株引受とは、売り手企業が発行した新株を、買い手企業が引き受けるスキームのことです。ここでは、新株引受のメリット・デメリットについて解説します。

新株引受のメリット・デメリット

売り手企業にとっての新株引受

メリット

自主的な資本政策に則って行われる限り、売り手企業側に特段のデメリットはありません。資金調達に伴う財務内容の改善や、出資者とのコーポレーションの確立など、良いことばかりです。

売り手企業の株主も、自分が保有している株式を手放すことなく、買い手企業からのサポートを受けられます。

ただし、新株引受後の持株比率が社長90%、新株主10%のような、経営の決定に影響がほとんど出ない場合に限られるので、注意が必要です。

デメリット

新株を発行することで株主の持株比率が変わると、経営に関する決定を元の株主だけで行うことが難しくなる場合があります。例えば、新株引受後の持株比率が社長45%、新株主55%となった場合、社長の意思決定の力が弱まってしまい経営に関する重要な決定を社長が単独で行えなくなるのです。

また、言われるがまま新株を発行すると、自分の企業にとって敵対的な株主となる恐れもあります。持株比率1/3以上の株主に反対されてしまうと、経営に関する重要な決定ができなくなります。さまざまな局面で束縛を受けた結果、新株引受を後悔することになりかねません。

買い手企業にとっての新株引受

メリット

株主であるか否かを問わず、特定の第三者が新株を引き受けることを第三者割当増資と呼びます。目的に応じた出資比率で友好関係を築けるのが最大のメリットです。100%ハンドリングする意思はないものの、仕事や人材面での融通を期待したい場合に最適です。新株引受は、33.4%以上50%未満の持株比率で引き受けられます。後々、株式譲渡方式で全株を買い取り、100%子会社化することも可能。そのため、出資する企業をしっかり見極めることが大切です。

デメリット

最大のデメリットは、ハンドリングが難しいこと。対象会社の発行する新株を引き受ける形のため、持株比率を100%にすることはできません。人材の融通や影響力の行使などが目的であればメリットもありますが、株式を1/3以上確保できなければ重要決定は難しく、意味のない買収になってしまいかねません。

また賞与や退職金をはじめとした簿外債務が計上できていない場合、買い手企業の負担になる可能性も考えられます。

新株引受と他のスキームを比較すると?

株式譲渡と新株引受の違い

売却企業のオーナーが保有株式を譲渡し、会社の経営権を買い手に渡すのが株式譲渡です。新株引受は、新たに株式を発行した場合、特定の人物が優先的に株式を引き受けられる権利のことを指します。以下のページに株式譲渡について記載していますので参考にしてください。

株式譲渡とは

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